毛皮の種類
一言に毛皮と言ってもいくつもの種類があります。どの動物の毛皮かによって査定でつけられる金額も大きく変わるのです。
毛皮の種類ごとにメンテナンスの方法や保管方法も違ってきます。各種類の特徴を理解して、それぞれの毛皮に適した手入れを行わなければなりません。そのためにこの記事では毛皮の種類と特徴についてご紹介します。新しい毛皮を購入したときなどにも参考にしてみてください。
毛皮の種類と元の動物
毛皮製品に使われる元の動物は、主に海外のものです。日本国内は動物愛護法などにより野生動物も保護されているので、国内で売られている毛皮はほとんどが海外からの輸入品と考えていいでしょう。
日本国内で作られる毛皮もありますが、海外輸入品が圧倒的に多いです。
ミンク
北アメリカに生息しているイタチ科の動物で、日本の毛皮製品でもよく使われています。上品な毛並みと光沢を持っており、保温性にも優れているのでコートやマフラーとして人気の毛皮です。元々は褐色系のみでしたが、技術が発展した今ではさまざまなカラーに染色ができるようになっています。毛皮としては比較的安価で売買されており、コートやベストであれば2~3万円程度で入手可能です。ファッションとしての人気カラーは黒やブラウンとなります。
ラビット
文字通りウサギの毛皮の総称です。ウサギそのままのモコモコ感を味わえる製品が多く、冬場のミニコートなどに用いられています。毛皮製品の中では安価な部類で、1万円前後からでも入手できるアイテムが多いです。ただミンクなどに比べると耐久性が低く、長期間愛用し続けるのは難しいでしょう。定期的な買い替えを前提にしたアイテム選びがオススメです。
フォックス
毛皮製品の中でも圧倒的な高級感と人気を誇っているのがフォックスです。ブルーフォックス・レッドフォックス・シルバーフォックスなどの種類があり、アイテムによってさまざまなバリエーションがあります。
キツネの毛皮を使っているだけあり、長毛から生み出される手触りや艶は他の毛皮では味わえないでしょう。その分手入れやメンテナンスを定期的に行う必要はありますが、毛皮製品のアイテムを集めるのであればフォックスはぜひ揃えたいところです。フォックスの毛皮を使ったアイテムの相場価格は他2つよりも高く、10万円以上になることも珍しくありません。
同時に毛皮買取でも高値がつけられやすいので、不要なフォックスアイテムがあれば査定を依頼してみるといいでしょう。